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スリランカ国 国家上下水道公社西部州南部地域事業運営能力向上プロジェクトを受託

  • 2018.9.4

横浜ウォーター株式会社(本社:横浜市中区相生町6-113 社長:五十川 健郎)は、2018年8月31日付で、独立行政法人国際協力機構(JICA)が実施する技術協力プロジェクト「スリランカ国 国家上下水道公社西部州南部地域事業運営能力向上プロジェクト」を受託しました。

【事業の概要】
スリランカ国では、1975年から国家上下水道公社(National Water Supply and Drainage Board:NWSDB)が安定した給水サービスの実現を目指し、全国各地で上水道施設を整備しているものの、全国の水道普及率は48.1%に留まっていります。そのため、NWSDBは給水能力増強やサービス向上を継続する計画ですが実現には上水道施設の拡張と同時に事業運営効率改善と持続可能な給水サービスの提供が必要となります。この状況下において、2016年にスリランカ政府より日本政府に対し、NWSDBが有する資産の効率的な管理による顧客満足度の高い給水サービスの提供を目的とした技術協力を要請されました。

本プロジェクトは、名古屋市上下水道局・神戸市水道局の専門家と連携を図りつつ、水道管のアセットマネジメント(資産管理)の実施支援、漏水対策能力、人材育成・研修等の強化を通じNWSDBの水道事業運営の効率化に寄与するものです。

活動期間:2018年9月~2021年8月
参加企業:㈱建設技研インターナショナル、横浜ウォーター㈱(JV)
主な業務内容:
(ア)管路にかかるアセットマネジメントの導入に関するセミナー・ワークショップの実施、
アセットマネジメントガイドライン案の作成支援
(イ)パイロット活動地域における管路更新需要の試算に必要なデータ収集
(ウ)漏水対策強化のためのワークプランの策定支援
(エ)漏水対策に係るOJT実施、DB蓄積、既存資料・研修レビュー、手順書案策定支援、実技
研修企画・実施、トレーニングヤード設計・設置
(オ)研修講師候補者(リソースパーソン)の選定・TOT実施

当社は、横浜市の有する上下水道事業ノウハウを活かし、国内外への技術協力等の事業支援に貢献するとともに、持続性の高い上下水道事業運営や官民連携事業の創出を追求して参ります。

本件に関するお問い合わせ:toiawase@yokohamawater.co.jp