JCM事業Joint Crediting Mechanism Project

これまでの取組み

当社は、2016年8月にベトナム国ダナン市水道会社(以下、DAWACO)と国際コンソーシアムを形成し、JCM※1を活用した省エネルギー型の高効率ポンプの導入事業を行っております。
  本事業は、日本の環境省の補助金※2を活用し、Cau Do浄水場の取水及び配水ポンプ(計9台)を高効率ポンプに更新し、環境負荷削減を図るものです。
  2017年9月には、工事並びに検査が無事に完了したことを記念して、ダナン市人民委員会副委員長をはじめベトナム国ダナン市及び工事関係者、日本側関係者をお招きし、竣工セレモニーを執り行いました。
  本事業によって得られるCO2削減効果は日本国へクレジットされ、又、DAWACOは電力使用量の削減によるコスト縮減が図られ、日越両国における課題解決に貢献します。
  当社は、2019年にはホーチミン市の水道事業会社の取水ポンプにインバータを設置するJCMプロジェクトも進めております。
  当社は、環境省、公益財団法人地球環境センター、現地企業等と連携し、日本の優れた低炭素ハード技術と自治体が有する水道事業ノウハウを融合させ、JCM事業を通じて温室効果ガス排出量削減に貢献します。

※1 「二国間クレジット制度(JCM : Joint Crediting Mechanism)」
温室効果ガス削減のための技術、製品、システム、サービス、インフラ等の途上国への普及や対策実施を通じ、日本の削減目標の達成に活用する制度。日本政府はこれまでに17か国とJCMにかかる署名を締結しています。
※2 「二国間クレジット制度資金支援事業のうち設備補助事業」
環境省が実施する補助事業。優れた低炭素技術等を活用し、途上国における温室効果ガス排出量を削減する事業を実施し、測定・報告・検証(MRV)を行う。 これにより算出された排出削減量を二国間クレジット制度(JCM)により我が国の排出削減量として計上することを目指して、事業者(国際コンソーシアム)に対し初期投資費用の1/2を上限として設備補助を行うものです。

活動事例

国際コンソーシアム締結
JCM事業竣工式
高効率ポンプ