フィリピンPhilippines
これまでの取組み
当社は、設立初年度末に独立行政法人国際協力機構(以下、JICA)が発注する「メトロセブ上水道事業運営管理現状確認調査」を受託し、メトロセブ水道区(以下、MCWD)における組織及び技術力強化支援がスタートしました。
その後、技術協力プロジェクトに発展し、「メトロセブ水道区水道事業運営・管理技術支援プロジェクト」として浄水処理、配水管理、漏水対策、顧客サービスなどさまざまな分野における改善プログラムを行いました。
本業務が当社における技術協力プロジェクトのはじまりです。その後、24時間給水に向けたプログラムとしてJICA無償資金協力事業「メトロセブ水道区上水供給改善計画(SCADA整備)」を受託し、日本の優れたICT技術が導入されています。
一方、メトロセブでは現在のところ下水道はまったく整備されていませんが、下水道整備に先行してセプティックタンク汚泥の適正処理の計画があり、当社はJICAから発注された「メトロセブ水道区汚泥管理計画準備調査」を2017年に受託し、この調査を踏まえた汚泥処理施設整備が準備されています。さらに、下水道整備マスタープラン策定について、その準備作業となる「下水道整備のための包括的マスタープラン策定プロジェクト詳細計画策定調査」をJICAから2020年に受託しました。
メトロセブの他にも、当社はJICAよりカガヤン・デ・オロ援助効果促進調査(無収水対策)やマニラッド社無収水対策能力向上支援(有償勘定技術支援)を受託するなど、豊富な実績と経験を有しています。
当社は、横浜市100%出資団体として、横浜市水道局、環境創造局、国際局と連携し、海外事業を進めてまいります。