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「ネパール国地方都市における水道事業強化プロジェクト・フェーズ2」受託

  • 2016.8.2

  横浜ウォーター株式会社(本社:横浜市中区相生町 6-113 社長:五十川 健郎)は、平成 28年6月10日付で、独立行政法人国際協力機構(JICA)が実施する技術協力プロジェクト「ネパール国地方都市における水道事業強化プロジェクト・フェーズ2」を受託しました。

【事業の概要】
  ネパール国の上下水道省下の上下水道局は、2010 年以前は施設建設のプロジェクトを多く実施してきており、その出先機関である上下水道事務所による維持管理の能力開発等のソフト面に関する活動はほとんど実施していませんでした。
  このためJICA「地方都市における水道事業強化プロジェクト」(フェーズ 1 事業)を 2010年 1 月~2013 年 9 月にかけ実施し、維持可能かつ機能的な給水システムの維持管理に関するモデル(モデル)を作成しました。
  しかし、末端で給水施設の維持管理を行う地域の自治組織である水利用衛生委員会ではこのモデルを実施することができず課題となっています。
  本事業では、このモデルを組織的に広げて実施し、また、このモデルの改良及び他地域への普及を目的とした技術協力を行うものです。複数の中小都市の水衛生委員会及び上下水道関連局・機関を対象に水利用衛生委員会(WUSC:Water Users andSanitation Committee) 職員の能力強化を図るための研修体制及びモニタリング体制を構築すると共に、地方都市における水衛生委員会の運営及び施設維持管理の改善を目指します。

  ① 活動期間:平成 28 年 6 月~平成 33 年 5 月
  ② 参加企業:株式会社 NJS コンサルタンツ(代表者)
         横浜ウォーター株式会社(構成員)
  ③ 主な活動内容:
    (ア)既存モデルの実施とその結果に基づく改善
    (イ)WUSC の上位組織や国家上下水道研修所による支援体制検討・確定
    (ウ)国家上下水道研修所スタッフ向け研修の実施
    (エ)関連組織職員への研修実施及び研修実施ガイドラインの作成
    (オ)WUSC の上位組織による評価指標検討及び評価実施支援
    (カ)本邦研修等

  当社は、自治体の有する水事業ノウハウを活かして、国内外への技術協力等を通じて事業運営に貢献するとともに、持続性の高い上下水道事業運営や官民連携事業の創出を追求して参ります。

本件に関するお問い合わせ:toiawase@yokohamawater.co.jp