横浜ウォーター株式会社(本社:横浜市中区相生町6-113 社長:五十川 健郎)は、2019年11月14日付で、独立行政法人国際協力機構(JICA)が実施する「パキスタン国上下水道・排水セクターにかかる情報収集・確認調査」を共同企業体として受託しました。
【業務の概要】
パキスタン国は人口2億人を抱え、2015年時点で安全な水にアクセスできる人口は91%に達しているものの、地方部と都市部ではそれぞれ課題があります。具体的には、地方部では安全な水にアクセスできない状況が多くを占めており、都市部では人口の急増に対して水需要が追いつかず大きな改善を必要としています。また、水道管網の老朽化による多くの漏水の発生、水道メータ未設置に伴う低額の固定料金などが水道事業体の経営を圧迫している状態です。
さらに、下水道でも全国的に必要な規模の施設が整備されておらず、未処理排水の放流により、都市の不衛生な状態が慢性化しています。
本調査は、調査対象都市にて上下水道分野に係る情報を整理・分析することを目的としています。
① 履行期間:2019年11月14日~2020年5月29日
② 参加企業:(株)日水コン(代表企業)、日本テクノ(株)、横浜ウォーター(株)
③ 業務内容:1) 調査背景、基本情報の確認と関連資料・情報の収集・分析
2) パキスタン政府の上下水道分野に係る情報収集
3) カイバル・パクトゥンクワ(KP)州ハリプール、シンド州カラチ、パンジャブ州ラホール、
ファイサラバード、ムルタンにおける上下水道に関する調査、セミナーの開催
今後とも横浜市100%出資団体ならではの上下水道事業運営ノウハウを活かし、国内外への技術協力等の事業支援に貢献するとともに、持続性の高い上下水道事業運営や官民連携事業等の創出を追求してまいります。
本件に関するお問い合わせ:toiawase@yokohamawater.co.jp