横浜ウォーター株式会社(本社:横浜市中区相生町6-113)は、2020年6月8日付で、独立行政法人国際協力機構(JICA)が実施する、メトロセブを対象とした「フィリピン国下水道整備のための包括的マスタープラン策定プロジェクト詳細計画策定調査(下水道計画)」を受託しました。
【事業の概要】
フィリピン国メトロセブは、セブ市を含む13市町から構成されるフィリピン第二の都市圏ですが、現在は、下水道の汚水処理がほとんど行われておらず、水環境の悪化が深刻となっています。
そこで、メトロセブでは、2015年にJICA及び横浜市から支援を受け、開発計画である「メガセブ・ロードマップ2050」が策定されました。同ロードマップは、2030年及び2050年の汚水処理の人口普及率を開発目標と定めて下水道整備を進めることとしており、これまで、短期的対策として腐敗槽汚泥処理施設の整備に向け計画が進行していました。
しかしながら、現時点では下水道整備にかかる中長期的な計画が策定されていない状況となっていることから、フィリピン国政府は日本国政府に対し、下水道整備のための包括的マスタープラン策定プロジェクト実施の要請を行い、採択されました。
そこで、下水道マスタープラン策定などを行う本格調査に先立ち、本調査において、本格調査の実施体制や活動内容の取りまとめ、情報収集や資料の分析・整理などを行います。
なお、本調査は6名で構成される調査団によって実施され、当社は、このうち下水道計画を担当するコンサルタントとして参画するものです。
契約期間:2020年6月8日~2021年1月29日
今後とも横浜市100%出資団体ならではの上下水道事業運営ノウハウを活かし、国内外への技術協力等の事業支援に貢献するとともに、持続性の高い上下水道事業運営や官民連携事業等の創出を追求してまいります。
本件に関するお問い合わせ:toiawase@yokohamawater.co.jp