横浜ウォーター株式会社(本社:横浜市中区相生町6-113 社長:鈴木 慎哉)は、2020年6月30日付で、三重県四日市市(上下水道事業管理者:山本 勝久)と「四日市市水道事業運営支援業務委託」契約を締結いたしました。
当社は、横浜市が有する上下水道事業運営ノウハウを活かし、同市の持続可能な水道事業経営をサポートします。
【事業の概要】
四日市市水道事業は、伊勢湾内の最初の開港場として明治32年に指定を受け、入港船舶に対する給水施設整備を目的に大正8年には四日市給水株式会社が設立されて、昭和3年に当市が同社を買収することで事業が開始されました。そして、これまで給水区域の拡大に合わせて段階的に拡張事業を展開し、平成27年度に普及率は99.99%となり、現在は、水道施設整備計画により耐震化や経年による更新を進めています。
しかし、近年は、人口減少等による水需要の減少、水道施設の老朽化及び人材不足等の厳しい経営環境を迎えるなか、持続可能な事業運営を行う上で、取水から給水までの水道システムの環境の変化、増大する管路更新需要及び職員の技術継承等が大きな課題になっています。
かかる状況を踏まえ、これらの課題解決及び職員の継続的な技術力(直営力)の維持向上を目的に、水運用基本方針の策定、増大する管路の更新需要に注視した事業推進方法の検討及び本市の実情に応じた水道技術研修の企画・開催を行い、水道事業運営の支援を行うものです。
名 称:四日市市水道事業運営支援業務委託
委託者:四日市市上下水道局
期 間:令和2年6月30日から令和3年2月26日まで
内 容:・水運用基本方針の検討(水需要予測、管網解析など)
・事業推進方法の検討(ABC分析、事業スキーム検討など)
・水道技術研修業務(水道技術基本研修、管網解析研修)
今後とも横浜市100%出資団体ならではの上下水道事業運営ノウハウを活かし、国内外への技術協力等の事業支援に貢献するとともに、持続性の高い上下水道事業運営や官民連携事業等の創出を追求してまいります。
本件に関するお問い合わせ:toiawase@yokohamawater.co.jp