横浜ウォーター株式会社(本社:横浜市中区相生町6-113 代表取締役:鈴木 慎哉)は、2022年4月11日付で独立行政法人国際協力機構(JICA)が実施する「パキスタン国パンジャブ州上下水道管理能力強化プロジェクト フェーズ2(第2期)」を第1期に引続き共同企業体(JV)構成員として契約しました。
【事業の背景・概要】
パキスタン国パンジャブ州の主要5都市(ラホール、ファイサラバード、グジュランワラ、ムルタン、ラワルピンディ)では、各都市の上下水道公社(Water and Sanitation Agency、以下「WASA」という。)が上下水道サービスを担っていますが、水道施設の運転維持管理や財務能力が不十分で多くの課題を抱えています。
この状況に対応するため、上記5都市のWASA (以下「5WASA」という。)は課題に対応する人材の育成を目指すアカデミーを立ち上げましたが、運営管理体制が十分に整備されず、JICA は「パンジャブ州上下水道管理能力強化プロジェクト(以下「フェーズ1」という。)」(2015 年7 月~2018 年7 月)を実施1し、アカデミーの研修システムの構築、講師の研修実施能力の強化等を行いました。さらに、フェーズ2として、現場作業で必要なスキルの研修体制やアカデミーでの研修成果を各WASA の職員に浸透させる内部研修体制の確立等に取り組んでいるところです。
今回は、フェーズ2の第2期として、第1期2に引続き、5WASA職員の持続的な能力向上を図る研修システムの構築を目指し、JV構成員として参画します。
1 活動期間
フェーズ2
第1期:2021年2月15日~2022年3月23日
第2期(今回):2022年4月11日~2024年3月22日
2 参加企業(JV)
日本テクノ株式会社(代表者)
株式会社NJS(構成員)
横浜ウォーター株式会社(構成員)
3 主な業務内容
当社は、本プロジェクトで実施する業務のうち、以下の2つの業務を担当します。
(ア) 現場経験を有するWASA職員のアカデミー講師としての活用やTOT3の導入等を通したアカデミーの研修の質の向上を支援
(イ) 研修内容を浸透させるための各WASAの内部研修実施体制の構築を支援
(ウ) WASAラホール職員向けの研修施設であるWASAトレーニングセンターの研修の質向上を支援
(エ) 本邦研修の実施
1 2015年7月22日付プレスリリース「パキスタン国パンジャブ州上下水道管理能力強化プロジェクトを受託」
2 2021年2月16日付プレスリリース「パキスタン国パンジャブ州上下水道管理能力強化プロジェクト フェーズ2」を受託
3 TOT(Training of Trainers ):研修講師を対象とする研修
当社は、横浜市の有する上下水道事業ノウハウを活かし、国内外への技術協力等の事業支援に貢献するとともに、持続性の高い上下水道事業運営や官民連携事業の創出を追求して参ります。
本件に関するお問い合わせ:toiawase@yokohamawater.co.jp