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JICAとの技術協力プロジェクト契約締結「南アフリカ共和国無収水管理能力向上プロジェクト」の実施

  • 2024.2.1

 横浜ウォーター株式会社(本社:横浜市中区相生町6-113)は、八千代エンジニヤリング株式会社と連携し、独立行政法人国際協力機構(JICA)より表記プロジェクト契約を2024年2月1日付で受託しました。

アフリカMAP
南アフリカMAP

【事業の概要】
 南アフリカ共和国は一人当たりの利用可能な水資源量が全182か国中155位と世界有数の水資源に乏しい国の一つですが、無収水1) 率は推計41%(2021年)と貴重な水資源が十分に有効活用されていません。同国政府は、無収水対策を推進しており、対策の一環として2014年に水衛生省の管轄の下、地方自治体職員の技術・能力強化における人材育成の調整・ハブ機能の拠点とするため、インフラ整備局研修センターを整備し、水道人材の育成を目指した全国無収水研修を実施しています。弊社はこれまでJICAプロジェクトをとおしてトレーニングヤードの設計や研修能力強化等の技術協力を実施してきましたが、研修の目標実施回数を達成できないなど、研修実施機関としては未だ過渡期にあります。同国政府は今後も全国無収水研修の定着化を通じた技術者育成を一層促進し、ひいては全国の地方自治体の無収水対策事業を推進することで、各自治体における効率的な水道事業経営を目指していきたい考えです。
 本プロジェクトは、南アフリカのこのような背景に沿って自治体の水道事業が長期的かつ持続的に運営されることを目指し次の活動を実施します。

  • ・現在実施されている全国無収水研修をより現場の課題解決に即した実践的な内容に改善を図る
  • ・研修実施機関の一層の運営能力向上を図る
  • ・同国の自治体が長期的かつ持続的に水道事業を運営できるよう必要となる知識や技能について、関係者における認識や理解を促進する

契約期間:2024年2月1日~2027年4月30日
参加企業:八千代エンジニヤリング株式会社、横浜ウォーター株式会社
実施機関:独立行政法人国際協力機構(JICA)

 当社は、横浜市の有する上下水道事業ノウハウを活かし、国内外への技術協力等の事業支援に貢献するとともに、持続性の高い上下水道事業運営や官民連携事業の創出を追求して参ります。

1)無収水は、水道料金とならないで有効に利用されていない水道水量

本件に関するお問い合わせ:toiawase@yokohamawater.co.jp