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マニラ首都圏上下水道公社とのコンサルティング業務覚書の締結「無収水対策管理評価プロジェクト」の実施

  • 2024.2.6

 横浜ウォーター株式会社(YWC:本社 横浜市中区相生町6-113)は、マニラ首都圏上下水道公社(MWSS: Metropolitan Waterworks and Sewerage System)と表記プロジェクト契約に向けた合意覚書(MOA: Memorandum of Agreement)を2024年2月6日に締結しました。

フィリピン共和国地方区分地図

1 事業の概要  フィリピン共和国の首都マニラでは1997年に東西で2つの民間企業とのコンセッション契約により水道事業の運営が開始されました。そのうち西側のマニラッド社が受け持つ地区では、老朽施設が多く残った状況から無収水率(水道料金にならない水量の比率)が約40%と高い状況となっています(2023年現在)。これまでもマニラッド社は無収水対策を戦略的に実施していますが、より効率的な無収水削減に向けた対策が求められています。  YWCは2017年10月から2019年1月まで受託したJICA技術協力プロジェクトにおいてマニラッド社に対し無収水対策の評価提言を行いました。その後、状況が変化し、改めて支援が必要となり、マニラ首都圏の水道事業の監督官庁であるMWSSから横浜市が有する事業運営ノウハウを活かした包括的かつ公的な視点からの支援が期待され、支援内容の協議を進めてきました。  今回のプロジェクトでは、マニラッド社の無収水削減に向けて以下の活動を行うことを予定しています。

MOA締結式

MOA締結式

  • ・無収水削減計画の実現可能性の検証
  • ・水圧管理を考慮した管網計算の評価
  • ・漏水検知・補修管理の評価
  • ・送水管・1次配水幹線(主要配水管路)の状態の評価
  • ・建設(管路取替)工事管理の評価
  • ・マニラッド無収水対策研修プログラムの評価
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  • 契約期間:契約日から約6か月
  • 実施機関:横浜ウォーター株式会社

 当社は、横浜市の有する上下水道事業ノウハウを活かし、技術協力等により国内外の課題解決に貢献するとともに、持続性の高い上下水道事業運営や官民連携事業の創出を追求して参ります。

本件に関するお問い合わせ:toiawase@yokohamawater.co.jp